原一男監督のドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」を易でひも解く

「真空地帯」「水木しげるの戦争」と、戦争の不条理を語っています。先の戦争で200万人以上の日本兵士が死んだが、ほとんどは餓死であると事あるごとに述べていますが、そのことの極め付けとして敬愛する原一男監督のドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」を語らなければならないでしょう。

wikipedia によれば、映画の主人公にあたる、奥崎謙三は、かつて自らが所属した独立工兵隊第36連隊のウェワク残留隊で、隊長による部下射殺事件があったことを知り、殺害された二人の兵士の親族とともに、処刑に関与したとされる元隊員たちを訪ねて真相を追い求める。元隊員たちは容易に口を開かないが、奥崎は時に暴力をふるいながら証言を引き出し、ある元上官が処刑命令を下したと結論づける。

僕が言及するのは、映画の最初の部分で犠牲者の妹さんが易占を基に犠牲者の死んだ状況を占う場面についてです。この時の卦は「火雷噬? -からいぜいごう」。この卦が暴く、独立工兵隊第36連隊のウェワク残留隊の闇を解説してみます。

ビデオに映画の一部分が参照されますが、オリジナルの1/30部分を取り出したもので、オリジナルとは異なりますのでその旨ご留意ください。

戦争に参加した兵士らのトラウマがかなりのものであることは、最近では広く知られるところではありますが、僕らの両親は、そのようなそぶりを見せることはありませんでした。実際には、たくさんの戦争経験者が、闇を持ち、人に語ることもなくあの世に闇とともに去っていたことに、いまさらながら気づき、驚いている次第であります。

サイコロと下記の吉凶一覧表を携帯すれば、どこでも好きなところで易占ができますよ。

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