B級グルメではありませんが、ダイレクトなもの言いの書籍には妖しい魅力があります。まとめて図書館で借りてみました。
以上の4冊。
「アフィリエイトで月収50万円」の著者小林智子さんは、カリスマアフィリエイター主婦ということで、有名な方らしい、2004/3月に「アフィリエイトで月収30万円」をだしてから、2005/4月に「アフィリエイトで月収50万円」をだしているので、1年間に20万円も月収がアップしている。その後の昇級は不明だが、本は次々に出している。
小林智子さんのお友達が出したのがアフィリエイトでめざせ!月収100万円―ウェブサイトでバナー広告収入を得る秘訣とは?だ。これが出たのが2004/8月。後書きで、「アフィリエイトで月収30万円」の発売記念パーティー(2004/3月)で、名刺交換した秀和システムの編集者から進められて本を出したとのこと(後書きで本人が記している)。五ヶ月で売り上げを3倍以上にかさ上げた本を作ったわけだ。
ご両人とも、その後の昇級は不明だが、続いての本、ネットで儲ける人が秘密にしていること 本当に儲けている人は何をしているか?のケーススタディに1000万円プレーヤーの勝吉章さんが12ページにわたり紹介されている。その最後の部分を抜粋してみよう。
成功の秘訣/月間1000万円プレイヤーの勝吉さんの成功の秘訣。それは、以下のことがいえるのではないだろうか。1.ネットを過信しない「とにかくネットショップなら売れる」「絶対にお客は来る」というように、ネットショッピングの現状を正面から捉えて、「どうすれば売れるショップが作れるか」ということに注力した。2.ここでしか買えない-高い商品力喫煙草やマジックリスニングなど、少し怪しい気もするがほかでは手に入らない、実際の店舗では買いづらいものを中心に商品をラインナップ。サイトの希少性で集客力を高めた。3.ユーザーライクなサイト作り作る側の視点ではなく、買う側の視点でサイト作りをした。「1アイテム1ページ完結型」が最たる例。ユーザーがストレスを感じることなく、スムーズに買いものできる環境を提供した。とにかく快進撃を続ける勝吉さんのネットショップ。こんごも、どんなユニークな商品が出てくるか楽しみだ。
抜粋とはいえ、どうも、これがこの本のすべてらしい。当たり前といえば当たり前で、嘘はないのだが、たとえば、絶対損をしない方法ということで、「仕入れた金額以上で売ること」と指南するようなもので、いい加減にしろよとはいいたくなるなぁ。
ちなみにケーススタディで紹介されている勝吉さんのサイトはhttp://www.princesse.com/。1000万円プレーヤーが何を意味するかが曖昧なのだが、どうやら1000万円の売り上げらしい。仕入れと経費がどれぐらいかかっているかは不明。つまり、赤字でも嘘ではないということだ。サイトを見る限り、一人で作っているわけではないようなので、人件費などの経費はそこそこかかっているでしょう。
以上の「ダイレクトなもの言いの本」の中では、できる100わざプログが一番のできでしょうか。タイトルとしては一番地味ですね(派手なほどダメだと暗喩しているわけではない?)。指南書としては抜群の出来だと思います(余談ですが先ほど、アマゾンで中古を購入、送料込みで341円でした)。
「アフィリエイトで月収50万円」の著者小林智子さんはキャラクターとして成功なされたのか、その後も沢山の書籍を出されています。主婦であることがウリなのだと思います(美人という要素があるかどうかを調べようと思い、画像検索したのだが、同姓同名が沢山いたので特定できずに断念。とくにウリになるほどの要素ではないと判断させていただきました)。また、本もムードがほんわかしているというか、生活臭さがない夢見ごこちの本なんですよね。読んでいるうちに「がんばれ!」と声援したくなる。逆にいうと「声援させられてる」、ここがミソです。読者としてそうなら、近くの人間はかなりのエネルギーを声援に費やさせられるのではないかと心配しています。
ということで、わたしとしては、旦那さんに「がんばれ!」と声援しておきましょう。