3.11以降、生きるのに精いっぱいのような気がしたが、落ち着きはじめたころ、このユーチューブ投稿を見て驚いた。テレビ、大新聞のいうことと、実際の乖離にはただ唖然とするばかりだった。
思わず笑ったのは、ビデオ50分ごろから始まる、”地震の二日目の3月12日、避難所の近くで原発の方から自衛隊がすごいサイレンを鳴らしながら大量に列を作って来たので、心強く感じた。そうしたら、そのまま私たちを追い抜いて素通りしていった。それからどこにいったのかわからない”という箇所だ。
実は今日読んだ、”いとうせいこう,高橋源一郎の対談”で似たようなことが書かれていたので、逆にこのビデオのこの箇所を思い出してしまったのだが。参考まで、下記に引用しておきます。
『フィリピンで生き残った元兵士の書いたものを読んでいたら、「平時において、軍隊は国民を守る」。しかし「戦時になると軍隊は国民を守らない」と書いてありました。
戦闘が始まると軍隊は国民を守らないし、もっとひどくなると、軍隊は軍隊を守るための軍隊になる。もっとさらにひどくなると、軍隊は上官を守るための軍隊になる。なので、日本軍の戦闘の生き残りを見ると、帰ってきたのは上の人間ばっかり。下の位に行くほど死亡率が高いという逆ピラミッド構造なんです。』
以上、「二度と戦争を起こさないぞ」って言うけど、いや、もう起きてるんじゃないの?いとうせいこう×高橋源一郎 ”あの日”の後に書くことについて 2より。