パレード / 吉田修一原作 行定勲 監督 見てきました

今日は毎月一日の映画の日。映画料金が1000円ということでパレードみてきました。現在上映中の涼宮ハルヒとかゴールデンスランバーには観客動員数は及ばないようですが、みてよかった映画です。原作のパレード (幻冬舎文庫)のアマゾンレヴューも多く、ヤフー映画のユーザーレビューもそこそこにぎわっているので評価もまあまあというところなのでしょう。

配役が、活きのいい俳優を使っていて、それだけで見る価値があるかもしれません。また、ルームシェアリングという設定が今様ですかね。少し前のテレビドラマのラストフレンズがそうでした。

さて、行定勲監督ですが、実は、北の零年(2004年)、世界の中心で愛をさけぶ(2004年、兼脚本)、春の雪、の三本を見てがっかりしていらい、私の中では評価は最低ランクになっていたのですが、この作品は見直す作品となりました。今後も期待しましょう。

真央さん、残念です。でも銀メダル!!

真央さんはずいぶんとがんばったのですが、キムヨナには今ひとつ及びませんでした。
技術的には真央さんの方が上かもしれません。それでも負けたのは、ひとえに選曲ではなかったでしょうか。

曲が難しかったよね。技術をアピールするのには適していたのかもしれませんが、それを楽しめる人はなかなかいないのではないでしょうか。人を楽しませるための技術と、究極の技術とはそもそも違うものだと思います。

真央さんの、のびのびとした演技とすこやかな笑顔がみたかったなと、オリンピックの演技を鑑賞していて思いました。

臨死体験 / 坂本政道

モンローの幽体離脱といえば、坂本政道の「臨死体験」であろう。 モンローの「幽体離脱」が過去のものになりつつあるころ、この本にであった。これは著者がモンローの設立したモンロー研究所にて実際に経験した幽体離脱を詳しく説明したものであり、モンローの著作ではわかりにくかったもの、わからなかったものが実にわかりやすく解説してある。

この辺は先に紹介した「前世療法」と「生きがいの創造」の関係に似ているかもしれない。「臨死体験」はシリーズとして三巻まで続いているので、かなり売れたと思われる。また、モンローの著書も三巻までであり、内容も同じような展開になっている。一巻は具体的なのだが、巻が進むにつれ、抽象的になっていくのだ。しかし、日本人による日本語はやはり素晴らしく、翻訳ではわからないことも理解でき、非常におもしろかった本である。

体外への旅―魂が肉体を脱け出す /ロバート・A・モンロー

体外への旅―魂が肉体を脱け出す (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
。には、かなりはまってしまいました。出版された1985年に購入したと思います。出版社がムーで有名な学研ですから、中身はきわもののように書かれていました。後で知ったのですが、全文ではなく、抄訳したものだったようです(これは後日に別な出版社からロバート・モンロー「体外への旅」―未知世界の探訪はこうして始まった!
が出版されることになります)。表紙のデザインもやや恐ろしげで、モンローが幽霊みたいな描き方になっています。新書サイズで、後に絶版となり、モンローが有名になるころには高値で取引されることになります。私がアマゾンに出品して8000円ほどですぐに売れたので、びっくりした記憶があります。ブログを書くにあたり、アマゾンを見たら362円が中古価格だったので、かなり相場が下がってしまっていたんですね。
モンローはこの本の後に2冊の本を出版するのですが、日本で三冊目がでたときには、もうこの世にはいなかったと思います(定かではありません)。
一冊目は、経験が語られていて、一番わかりやすいというか、具体的な書籍でした。二冊め、三冊目となるにしたがい、どうも内容が曖昧というか、わからなくなってしまいましたね。ある意味、体外離脱を重ねるに従い、どうにも精神的というか、具体性を欠くようになってしまったのは仕方のないことかもしれません。

前世療法 /ブライアン・L・ワイス

前世療法 /ブライアン・L・ワイスは少し前に読んだのだが、刺激をうけた書籍だ。リンクを文庫本版につけたのだが、これはカスタマーズレヴューが多かったからだ(今の時点で50件を超えている)。

この後にvol.2を出すのだが、これはなんとも読みにくい本だった。vol.1も途中から冗長になってくるのだが、ま、それは勢いがなんとかしてくれたのだが、vol.2はやや閉口してしまった。

代わりといってはなんなのだが、そこで出会ったのが、飯田文彦氏の「生きがいの創造」からなる一連の著作だ。これはブライアン氏に比べると文章が非常に整理されていて、読みやすい。オリジナリティーではブライアン氏にはおよびないが、読みやすさでは遙かに越えてしまう(これもカスタマービューが50件を超えている)。

ついでにといってはなんだが越智啓子氏の「生命の子守歌」からなる一連の著作もおもしろい。