ゆうパックの中身。

今日の出来事。

馴染みの郵便局でゆうパックを出したら、受付の女性に「こわれもの」ですかと聞かれた。予期しない質問に、しばしたじろいだ。これは老化の一種かもしれないな。というのは、根が素直だから、ゆうパックの中身がこわれものかどうか考えはじめたのだ。こわれものでないこともない。ソニーのヘッドホン一体型ウォークマン、アウトケースに透明部分があり、中身が見える。イメージはなぜかハート形。

思わず、「・・・ああ、俺のハートのようだ」とつぶやいた。つぶやいた後に「(俺の)はよけいだろう」とプチ後悔していると、

受付の女性がうれしそうに「ガラスのハートですね」と返してきた。

度重なる予期せぬ質問に、さらにたじろぎつつ「・・・でも、もう壊れているから」と話を切り上げた。

以上、今日の出来事でした。

第4回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 予選

「第4回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 予選」を土日の二日間聴いてきました。3日間に35人のコンペティターが技を競い合います。前の予選はピアノ伴奏でヴァイオリンを弾いていましたが、今回はオーケストラの伴奏ですから、聴き応えも充分です。

課題曲はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲ト長調k216,ニ長調k218,イ長調k219のそれぞれ全楽章の三曲。土曜日に午後から聴いたら、良かったので、日曜日は朝から午後5時頃まで聴いていました。普通のコンサートに比べて緊張感が漂いますね。そういう意味じゃ普通のコンサートとは全く違う。土曜日は山形交響楽団、日曜日は仙台フィルハーモニー管弦楽団の室内オーケストラ、指揮者は途中で入れ替わってのそれぞれ二人ずつ。オーケストラのメンバーも入れ替わっているようでした。コンペティターの技術もさることながら、好きな人には指揮者とかメンバーの入れ替わりによる音の違いなども楽しめまるのではないでしょうか。指揮の仕方は個性がでますね。

そういえば、土曜日は思いがけないハプニングがありました。

演奏が終わって出口をでたときに、若い女性が走ってきて私にすがりつきます。何事かと思ったのですが、なんでも、あるコンサートで知りあった男性と某地下鉄駅近くの喫茶店でお茶を飲んだらしい、その男性と風貌がものすごく似ているので呼び止めました(つかまえた?)との由。私ではなかったので残念ながら否定せざるを得ませんでした。

が、心中はさまざまな思いが想起していましたね。一番大きなものはというと「そんな悪いやつがいるんかぁ!」だった気がしたなぁ、忘れたけど・・・。

「あ、そうです」といったらどうなったのかなぁなどという思いもそこら辺をしばらく漂っていましたね。今でもいるのかな・・・?

取りすがり、顔を仰ぎ見るようなつぶらな瞳はなかなか出会えることもありません・・・遠い昔に一度や二度あったようななかったような・・・それともあれは映画やテレビのワンシーンだったのか・・・健忘症の脳にはどうでもいいことだけど・・・。

ま、そうんなこんなでクラシックなできごとでした!?・・・。

演奏家のいない演奏会/仙台メディアテーク

祭日の今日、メディアテークに寄ったのだが、1階オープンスクエアで「演奏家のいない演奏会」コンサートがおこなわれていた。なんとも不思議な光景だったのでしばらく見ていたのだが、音もなかなか心地よく、ついついいすに座って鑑賞することになった。

曲の合間のトークもなかなか軽やかでおもしろく、二曲ほど楽しく鑑賞させていただいた。帰宅してから受付でいただいたパンフレット類などを子細に読んで、「演奏家のいない演奏会」の趣旨を自分なりに理解することができた。演奏しているのは演奏家ではなく、エムズシンテムが製造販売している波動スピーカーです。

そしても音のクォリテイもさることながら、販売手法に新しい息吹を感じました。受付でいただいたパンフレットは数種類(どんな関係があるのかはよくわからなかったのだが、こだわりのある商品の品質と丁寧な説明が共通していました)、このような商品とのコラボレーションがなかなかしゃれていました。

おりしも、トヨタ自動車のリコールが世界的な話題になっている今日このごろ、マスセールマスプロダクトだけが販売手法じゃないんだぜ。そんなメッセージが「演奏家のいない演奏会」には詰め込まれていましたね。

受付で渡されたのは、働く女性のワ-キングスタイル発見マガジン「アクタレイア/Actaleia」, total harmonyのpostcard、ボスとカードサイズに折り込まれたパンフとフジヤのチョコとセイロンティーバッグの詰め合わせパック(おいしくてうれしかった-女性の感性だろうな)。takefuのパンフレット。