iPad新型で、タブレットパソコンに注がれる視線が熱くなるのか

アップルの宣伝上手といおうか、話題づくりはいつもながらすごいものがある。こういうパブリシティのうまさというのは、ハリウッドをもつアメリカの伝統かとも思う。本当に派手で、スマートです。iphone4sなどという中途半端な新製品ですら、父親ともいうべき、スティーブ・ジョブズ氏の死さえも利用して売りまくっています。一説では、4sを「for steve」と呼ぶらしいです。粗利もすごいらしくて、何でも販売数十日前に現金を回収することになるらしいです。

日本のマスコミもアップルには甘いらしく、いいように書いています。ということで、まずは日経の今日の記事をご紹介。

2012年(平成24年)3月9日(金曜)日本経済新聞

タブレット端末1億台時代へ -企業・学校・家庭に浸透-

[シリコンバレー=岡田信行]

米アップルが16日に日米など10力国・地域で第3世代となるタブレット(多機能携帯端来)「iPad」の新機種を発売する。高精細ディスプレーと動画処理能力の高い半導体を搭載し、高速瞬帯電話「LTE」の通信網にも対応する。タブレットば2012年に世界出荷が1億台を超えるとみられ、インターネット端末としてパソコン、高機能携帯電話(スマートフォン-スマホ-)に次ぐ地位を確立しつつある。

 パソコン・スマホを猛追

米調査会社ガートナーの昨年の予測では11年に約7000万台だった世界のタブレット出荷は14年に2億2000万台に増え、5億3000万台と予想されるパソコンの半分に迫る。
米国では今年タブレットの出荷台数が3530万台を超え、個入向けノートパソコン(2億50万台)を上回る見通しだ。

タブレット市場では「アップルの「iPad」が約6割の世界シェアを握り、これをグーグルの基本ソフト(OS)」「アンドロイド」を搭載した「ギャラクシータブ」 (韓国サムスン電子)や米アマゾン・ドット・コム「キンドル」シリーズが追っている。米マイクロソフトも年内にも投入するOS「ウィンドウズ8」でタブレットでの巻き返しを狙う。」

パソコンの高性能とスマホの携帯性を併せ持つタブレットは米国などでビジネスや学校に浸透しつつある。
例えば旅客機のコックビット(操縦室)。バイロットが持ち運ぷ紙のマニュアルはトランクー個分、重量は17㌔に上る。この紙のマニュアルを廃止しハタブレットへの置き換えが進んでいる。すでにアメリカン航空やユナイテッド航空がiPadを導入して紙のマニュアルを切り替えた。

学校や病院でもタブレットの活用が目立ってきた。病院では「患者さんに検査結果など個人的な映像を見せる時に役立つ」という。韓国ではザムスンが学校にタブレットを売り込みーデジタル教科書が普及しつつある。
「タブレットはわずか2年で普通の人々の生活に無くてはならない存在になった」。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)」はこう胸を張った。

 タブレットはパソコソ以上に個人の仕事や生活を支える”パーソナルコンピューター”の役割を担い始めている。画面の高精細化や通信環境の大幅な改善で、タブレットの普及や用途拡大はさらに加速しそうだ。
日本では16日にソフトバンクモバイルが新型を発売。KDDIも4月以降に発売する見通し。8日には販売店に消費者の問い合わせが相次いだ

私が疑問に思うのは、アップル製品は、性能もさることながら値段も高いということです。iphoneにしろiPadにしろ、本体そのものが高いのに加え、通信代を加えた維持費というか、ランニングコストがあまりにも高い。特に日本は別格で、官僚の行政指導やらが加わりとてつもない値段がまかり通っています。

とりいそぎ、この構造をなんとかするのは、まずはアップルの対抗馬、グーグルのアンドロイドの活躍ですね。がんばってほしいところです。

ということで、満を持しての「アンドロイドパソコン講座」始めます。以下の要領で始めますので、是非ご参加ください。会場の都合で20名までしか会場には入れないので、どうしても参加したいという方はお早めにお申し込みください。

タプレットパソコン実践講座
健康管理もおまかせあなたの日常をパソコンでブートアップ。メール、スケジュールはもちろん、音楽、映画もタブレットに詰めましょう。
初心者歓迎、簡単に指先で使えるアンドロイドタブレット

パソコンは使うものです。手にしたその日から実践しましょう。簡単にできることからはじめます。

まずは、お使いのe-mailアドレス、カレンダー/スケジュールから評判のtwitter、facebookまでサラッと日常にします。それぞれのアカウントをお持ちの方は、ログイン情報などを持参ください。また、アンドロイドパソコンをお持ちでない方は、こちらで用意しますので、予約かたがたその旨ご連絡ください。

さあ、時は四月、この講座を境にあなたの新しい日常が始まります。

参加要領

セミナーに使用する機材すべてご用意しております。下記webもしくは電話番号でのご予約が必要です。http://www.saybu.com/
携帯電話:090-3127-4936 (伊丹)

日 時  2012年4月7日(土)午後1時15分~2時45分
受講料 無料
講 師  倉中達彦(くらなかたつひこ)
会 場  青葉区中央市民センター 第3会議室(七十七銀行本店近く)
主 催  セイブ・ドット・コム(有限会社セイブ)
事業名  宮城県地域医療復興支援事業

いつものようですが、前振りが長くてすいません。照れ屋はこんなもんですけどね。

山寨革命とは何か?

なにかが違うな・・・。多くの日本人は昨今の日本企業の不振に戸惑っているのではないだろうか。数年前・・・、というか、ほんの少し前に、地デジなどを追い風に順風満帆に見えた液晶テレビが・・・、価格が崩落、今現在は32型で24800円。松下も、ソニーもシャープですら、不振にあえいでいる。

円高であるとか、ユーロの問題とか、タイの洪水、東日本大震災・・・だけでは説明しきれないなにかがあるかもしれない。その問いに一番近いところを触ってくれているなと、中国モノマネ工場――世界ブランドを揺さぶる「山寨革命」の衝撃を読んで、そう思った。

さて、「山寨革命」とは何か、ということも含め、この本を的確に説明しているのが著者の前書きだ。これは是非、全文読んでもらいたい。以下がそうである。

本書の初稿ができあがったとき、周りの友人に見せてみた。すると、ある友人が「最初のところはルポルタージュのようだね」といったので、私は「そのとおり」と答えた.この本はまるで山寨(Shan Zhai 日本語読みはサンサイ。元々は山中の砦という意味。その後、農民による反統制運助を指す言葉として使われた後、北京オリンピックの前後に意味が拡大され、コピー、偽物、ゲリラ、非官製、草の根などを示す言葉として使われ始めた)の携帯電話のように、盛り込めるものはすべて盛り込んであり、できるだけ短い中に簡潔に可能な限り多くの内容を詰め込んだものだ。本書はまるで「三者合一」の商品のようでもあり、多くの人が一つのテーブルで食事をしているのにそれぞれが好きなものを食べ、他の人の食べているものを食べてもいいという状態だともいえる。

第一部は「山寨風雲」で、まさにルポルタージュである。山寨の携帯電話の生産量はみるみるうちにそびえたつ山のように増え、年間の売上高が一〇〇〇億元を超え、数十万のユーザーを持つに至った。そのユーザーは全世界にまたがり、数億人を超えている。比類なき情熱を燃料として燃え上がった山寨の火は中国全土を覆い尽くしている。その結果、「山寨」という言葉もまた二〇〇八年に最も流行った言葉の一つになった.あとになってみれば、決して無視できない歴史の一コマだったといわれるに違いない。

第一部では事実に即して議論を挟みながらこの時期の歴史を述べるが、これは「物語」が好きな人には美味しい料理となるだろう。

第二部は「山寨革命」である。ヘンリー・フォードを筆頭に確立された生産方式は、すでに世界を一〇〇年もの間支配してきた。この方式の神髄は無限に細密化された分業と、膨大な規模、複雑な階層システムと官僚組織を以て企業を働かせることである。標準化と生産ラインはすべての製品の変動費用の増加分を極限まで低く抑えた。わかりやすくいうと、より多く生産してもコストは決まっており、そのことが企業が大規模化する主な目的であるということだ。また、交通と通信の発展はさらに拡張への障壁を取り去り、大型化及び大企業による管理をメリットあるものとした。二〇〇四年に生産額が一〇〇〇億ドルを超える企業は世界中に13社しかなかったが、二〇〇八年には四五社に達している。これに対応して社会のそのほかの組織も大型化、複雑化の様相を呈している。「大きいことはいいことだ」という言葉はすでに人類共通の定理となったかのようであり、心理的にも大型化いう傾向に賛同してきた。

しかし、「山寨現象」は我々に再びこの定理を見つめなおさせ、フォード時代に確立されたルールを知らず知らずのうちに瓦解させた。旧来の企業内部の労働の分業はすでに社会の分業となっており、生産が複雑な製品も大企業の専売特許ではなくなっている。フォード以来の「高い固定費用、低い変動費用」という状況は実質的に変化をはじめ、規模の大型化による利益はコストの整理と官僚機構に丸呑みされてしまっている.大企業をよく見てみると、大型の組織はすでに空洞化し、研究開発、生産から販売に至るまですべての部分が実質的な意義を失っている。携帯電話であれ、コンピュータであれ、もちろん白動車であれ医薬であれ、大企業内部のコストは外部の市場の勢いと闘う方法もなく、すべてはひっそりと変わってしまった。

これらの変化は「革命」というにふさわしい。もしもあなたが「大きいことはいいことだ」という定理を忘れ、まったく先入観のない異星人の目で歴史を観察すれば、すぐにポスト・フォード時代が来ていることがわかるだろう。過去のルールや定理は最後のお祭り騒ぎにすぎない。産業革命は武力革命のように強烈ではないが、それゆえに往々にして人々は物事の真の姿を知らないままに、山の中に取り残されたような状態になる。

インターネット上には山寨の情報があふれている。そしてそれらの大多数はすべて、コピー、クリエイティブ、物まね、パワフル、かわいい、恥ずかしい、庶民の、逸晶などの言葉を使っているだろう。一言でいって、重層的・多角的な分析はなされておらず、山寨の隆盛の内在的原因や意義はネット上では述ぺられていない。

もしも第一部を史料とするならば、この第二部の「山寨革命」は史論であり、私は思索好きの読者に料理を出したことになるだろう。私見では、このタイプの読者にはそれぞれ白分の視点と見方があるゆえに大変「サービス」しにくい。ただ、この部分はDIYのようなもので読者は自分の見解と図式をもっており、私はただ見ていればいい。私が保証できるのは、本書は簡単なコピーの切り貼りでもなければ、ネット上で見つけてきたものを組み合わせればできるというものでもなく、じっくり煮込んでできるだけ多角的に読者に珍しい材料を提供し、ユニークな味に仕上げたものであるということだ。

経済システムの変化は社会の多方面に影響を及ぼし、社会的組織や政府の職能、企業内部の組織の原則に必ず相応の変化をもたらす。産業革命以降打ち立てられてきた膨大な官僚システムと営々と築きあげられた金宇塔型の社会ほ時代の挑戦を受け、小さく巧みで、活力のある、効果の高い山寨社会が必ず旧社会にとって代わるだろう。それが、第三部の「山塞社会」である。

人類社会に関する美しい考えは昔からあり、老子の小国寡民(国土が小さく国民が少ないこと)やプラトンの理想国家、儒家の社会秩序、第三の波のプロシューマー、フラット化する社会などがそれである。残念ながら現実は正反対に向かって進み、いけばいくほど理想とは遠くなるばかりである。収入が増えるほど二極分化が進み、生産力の発展の成果はピラミッドの頂点にいる少数の人に独占されてまばゆいばかりに輝いており、私利私欲にとらわれた官僚体制は社会の瘤(こぶ)となっている.不幸なことに社会すべてがこのような価値観を受け入れ、アンクル・トムと彼の主人のように、統治したりされたりする関係に慣れきっている。社会と、人々の不平等はますます当然のように受け入れられ、賞賛されてさえいる。

しかし、このような時代はすぐに消え去るだろうというのが私の結論である。山塞製品の生産方式と比べればこの変革はゆっくりとしたものではあるが、必ず実現する。これは革命のラッパではなく、ユートピアでの話でもないが、社会が進んでいる趨勢なのである。

私は、実利を重んじる中国人だが、本を読むということは、間題の答を得るためだけでなく、精神的な慰籍と人としての理想を求めることだと信じている。このように考えれば、第三部の「山寨社会」は読者のための美酒になるだろう。 阿甘、2009年二月七日

著者は1967年生まれ、日本人の同じ年代の人では書けない理屈が通っている。日本では、ほぼ死滅したと思われる「マル経」、いわゆるマルクス経済学だ。弁証法的に止揚した先に未来というか希望を持っていくのは、段階の世代こそわかりやすいかもしれないな。上記まえがきの第三部「山寨社会」で、著者は控えめではあるが見事に革命のラッパを鳴らそうとし、ユートビアを語ろうとしている。著者と同年代の日本人にそれができるだろうか。

実に、経済学に必要なのは数量化やシミュレーション以上に 「哲学」なのである。座標軸たりうる哲学がない以上、数量化やシミュレーションは、ただ混迷を招くだけである。今の日本は、「マル経」だけでなく、実に「哲学」が欠けているのであると思う。

この本の後ろに、生島氏が「解説」を書いているが、この「解説」の視点の定まらないふにゃふにゃぶりにはなんともやりきれない思いがした。この「解説」こそ、実に今の日本を如実に表している、と敢えて解説しておこう。

マスコミ/大量生産/大量消費時代が変わる

原発報道により、マスコミがおかしいのは衆知の知るところとなった。また、それとは別にネット時代の到来と共に大量生産、大量販売も変容し続けている。これから世界はどう変わるか、誰にもわからない世界が眼前に迫っている。

本日の日本経済新聞、「米国発 さらば規格品社会」という記事が興味を惹いた。以下にご紹介。

米国発 さらば規格品社会 ここを攻めろ(3) 「スマートな個人」に商機

2012/1/29付日本経済新聞 朝刊

コンピューターで設計図をつくり、プラスチックや金属、ガラスなどの材料を入れれば自動的に立体物ができあがる「3Dプリンター」。もともと製品の試作などプロ用だが、ニューヨークにあるシェイプウェイズという会社が一般の人でも使えるサービスを始め、人気を集めている。

シェイプウェイズは3Dプリンターを使った事業で急成長する(ニューヨーク)

利用は簡単だ。自分がほしい立体物のデザインをインターネットでシェイプウェイズに送信。すると3Dプリンターを備えた同社の工場で形になり、最短10日で実物が届く。1立方センチメートルあたりの材料費は0.75~20ドル。アクセサリーや置物を注文する人が多い。ネット上に店を開いてほかの人に売ることもできる。

自分だけの1台

「みんな規格品ではなく、本物のパーソナルを求めている」。ピーター・バイマーシュハウズン最高経営責任者(CEO)は話す。月産3万個。欧州に続き2012年にはニューヨークにも工場を設ける。3Dプリンターは性能向上と値下がりが急ピッチ。「10年もすればパソコンのような電子機器も自分だけの1台をつくれるようになる」

ネット上の情報をつなぐ基盤技術「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)」の開発から20年。情報収集や発信が容易になり、創造力を刺激された個人はコンテンツ制作のけん引役になった。ユーチューブには毎分60時間分の動画が投稿され、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)アプリはアップル用だけで55万種類に及ぶ。

そんなネット革命の中心地・米国で、個人の創作意欲はリアルな手触り感のあるものづくりに向かい始めた。新潮流は「メーカームーブメント」と呼ばれ、関連サービスがぼっ興する。

衣類、バッグ、食器、家具、玩具……。同じくニューヨークのベンチャー企業、エッツィーの通販サイトで売り買いされるのはハンドメード品だ。ただの趣味人の集まりと片付けられない。1200万人がサイトを使い、11年の販売額は前年比7割増えて5億2千万ドルを超えた。

大量生産の終わり

チャド・ディッカーソンCEOが言う。「エッツィーの成功は大量生産時代の終わりを告げている」

未来学者のアルビン・トフラーが著書「第三の波」で、消費者でありながら生産にも主体的にかかわる「プロシューマー」台頭を予見したのは1980年。現状をみれば、単に個人が力をつけただけではない。同じ価値観や目的を持つ人がネットでつながり影響力を発揮しやすくなった。

「個人が主役」のうねりは働き方にも及ぶ。「好きなときに好きなところで好きな仕事をする。人々がほしがっているのはそういう柔軟性だ」。シリコンバレーに本社を置くオーデスクのゲアリー・スワートCEOが指摘する。

同社はサイト開発やデータ入力、翻訳、会計などの業務を外注したい企業の情報をネットに公開し、個人に仲介する。個人は自宅などからオンラインで業務をこなし、働いた時間分の報酬をもらう。

会員登録する個人は140万人。特定の会社に属する歯車になるつもりはない。能力を生かせる仕事を探して働き、生活のリズムも守る。11年の報酬は合計で2億2千万ドル以上。労働力を随時調達できる利点からマイクロソフトなど25万社が仕事を外注する。

携帯電話(フォン)、テレビ、電力計(メーター)。IT(情報技術)と組み合わさり、スマート(賢い)の枕ことばがつくハイテク機器が増えている。道具として使いこなす個人の意識も当然スマート化する。賢くものを手に入れ、賢く働きたい――。

ネットを行き交う情報にはデマや誤解など落とし穴もあるが、ネットを駆使する「スマートな個人」の時代はこれからが本番だ。彼らをターゲットにしたサービスの需要が旺盛なことは米3社の事例が示す。まだ数は少ないが、日本からの利用者もいる。

量販店で大量生産品を買い、家と職場を黙々と往復する。20世紀に定着したそんな風景からはみ出す動きは今後、ますます広がる。規格社会の古い発想を捨て改めて世の中を見渡せば、イノベーションの糸口が見えてくる。

(村山恵一)

ちなみに上記の記事に掲載されている三社のホームページを以下にご紹介。

ニューヨークにあるシェイプウェイズ  http://www.shapeways.com/

エッツィーの通販サイト http://www.etsy.com/

シリコンバレーに本社を置くオーデスク  https://www.odesk.com/

英語が苦手な人はグーグルの翻訳サイトをご利用下さい。老婆心ながらリンクを貼っておこう。

ニューヨークにあるシェイプウェイズ  エッツィーの通販サイト

シリコンバレーに本社を置くオーデスク のサイトは残念ながらgoogle翻訳されませんでした。

パソコンのCPU交換

デスクトップで使用しているデータベース系のアプリがどうにも重くて動かなくなってきた。やたら最適化/修復をする事が多くなり、なおかつ動作が緩慢である。OSはXP。一番簡単なのがCPUの載せ替えだろうと、マザーボードのマニュアルを持参してパソコンショップへ。なんでも二世代前のマザーボードで、新しいのを組み立てた方が早いですよとのアドバイス。

それは、わかっているのだが、面倒なんです。あまたのアプリを入れ直す気力はない。それに新しいのを組み直すならば、いっそ新しいパソコンを買った方が早いし安い。そういう時代なんですね今は。ちなみLENOVOのデスクトップ。PENTIUME5800(3.2GHZ)、20インチワイド液晶モニター付きで27,800円。OSのWINDOWS7も付属しているから、マザーボードだ何だといってもこれには負けちゃうよね。

違うパソコンショップへいったら、運良く適合する中古CPUがあった。一つはPENTIUM D915 2.8GHZ、もう一つはPENTIUM4の3.2GHZ。980円と480円とのことで会わせて1460円。ちなみに現行のcpuはCELERON D 2.5GHZ。やや早くなるとのこと。ただ、PENTIUM D915はやたらと熱量が多く。現在つかっているものの3倍は熱くなるだろうとのアドバイス。クーラーを交換した方がいいですよといわれて薦められたのがやたらとでかい、小型の筐体ぐらいの大きさのパッケージで値段も5千円と高い。たまたまオーバースペック気味のクーラーを使っていたので、多分いけると思い。帰宅。

早速PENTIUM D915を差し替えたら、問題なく動く。使用していたクーラーはSAMURAI REVISION Bというもので、当時のQUAD CORE対応がウリだったらしい。とりあえず、動いており、いまのところ問題はない。クーラーのセッティングも、熱いといわれてたので、念入りに行った。なにせ、以前はいい加減にやっていたので、しっかりとCPUに被さっていたわけではなかった。音もやや不協和音気味でうるさかったし。今回は緻密に設定したので、以前に比べ、音も静かになった。これならいけるのではないかと今のところ思っている。スピードも1.2倍ぐらい早くなったような気がする。

恋などと一緒で、パソコンも出だしがこのようにうまくいったら、しばらくは使えるものです。もたもたして不都合な場合は、色々と面倒なことが続いてしまうものなのだ。少しでもごたごたしたら、あたらしいのに買い直すつもりでしたが、その必要はないようで、ひと安心です。

ちなみに、もう一台のパソコンがハードディスクが調子悪いので、交換しようとおもったのですが、8000円ぐらいと高かったので断念。なにせ、2年ぐらい前に7000円ぐらいで購入できたので5000円を切るかなぐらいにおもっていたのだが、予想外に高かった。これは間違いなく、タイの洪水のせいだろう。治まるまで動かないことにした。さらに、ハードディスクの調子が悪いのは、実はWINDOWS7との相性が悪いからではないかと疑っています。違うOSなら、そこそこ動作するんじゃないかな。WINDOWS7はやたらと親切心があだになって、うるさいんだよね。ハードディスクも調子が悪いとのアドバイスで、勝手に修理しようとしたりしてみたり、そんなうるさいところだけがしっかり動いて、途中から動作しなくなるってどういう了見だいと一人で怒っています。時間ができたら、xpで動かしてみようと思っていたりします。

話は代わりますが、パソコンショップで200万画素のWEBカメラ+ヘッドセット、USB接続を780円で購入しました。USTREAMに使用できるWEBカメラを探していたので、グッドタイミングだったな。

ということで、なんかとりとめがない話で申し訳ありません。久しぶりにパソコンをいじったのでいいたいことが山ほど出てきたんでしょう。昔のパソコン少年がしばし復活したということでしょうか。

アドビ イラストレーター(Adobe ILLUSTRATOR)で金剛頂経

いつかは使おうと思い、そのままパソコンに眠っていたアドビイラストレーターですが、いよいよ今回使ってしまいました。よかったよかったです。

きっかけは、前回ご紹介した、「ラモス久美子-お父さんのヨガ入門講座」。早速使おうと思い、イラストレーターを起動するも、全然わかりません。こういうこともあろうかと、ブックオフで購入していた中古教則本もながめてみても、・・・わかりません。昔はこうではなかった、やはり歳か・・・、と思いつつ、しかし使えない。でも、チラシはつくらなくちゃ。

ということで、使い慣れたマイクロソフトのPHOTODRAWでまずは作成。これはあっというまでした。で、作業をながめてみるとほとんどテクスト 、文字列操作です。それではと、教則本、これはX-MEDIA社のILLUSTRATOR CS MENU MASTER(タイトルは何で英語なんだと今、気がつきました)。関連項目は数ページです。さらさらと読んでなるほどと納得。それから、PHOTODRAWの内容をILLUSTRATORにコピー&ペースト。もちろん、不具合などありますので、その都度修正しつつ、関連項目を読書、もしくはググッてようやくチラシを作成。

実際、移植作業をしてみると、癖はあるもほとんど同じような感触でした。ですから、PHOTODRAWを脳内で置換するようにしてILLUSTRATORを操作できるという感覚が残りました。今回はこれで充分です。

ヨガチラシヨガチラシ裏面をクリックしていただければ、チラシがPDFファイルで見ることができますので、お試しください。

今回、よくわかったことは、これからの学習とか勉強は一から始めるということよりも、経験知を利用して行うようにしたら良いということです。今回はPHOTODRAWの経験を利用したわけですが、この経験がない場合は、もうすこし、深く潜在意識をただよえば、集合無意識部分に到達できるかもしれません。そこからILLUSTRATORの経験知を利用するということもあながち不可能な事ではないかもしれません。

ただいま、和訳 金剛頂経を読んでいるところです。これは二回目、一回目は何がなんだかわかりませんでしたが、いまはややわかりつつある。これはある種の「憑依」を意識的におこなうものなのです。たとえば、金剛菩薩をイメージし、そのイメージを自身に憑依させる。そうすれば、自分は金剛菩薩とおなじような力を発揮することができる。ま、ざっくりと説明するとそういうことです。ある種の危険性もありますので、取扱注意だな。安全なところでは、今回のように、illustratorをphotodraw経由で自身に憑依させるところぐらいでしょうか。