八日目の蝉見てきました。予想以上に良かったです。久々に後を引いた映画でした。
井上真央さんが予想を越えた演技にはびっくり。「花より男子」のイメージを引きずっていたんですが、払拭できました。永作博美、小池栄子もすごかったですね。
NHKの連続ドラマは、家内が見ていたのを横目で見た覚えがあります。やたら面倒な話だなと思ったぐらいでした。
ストーリィはなかなかしまっていたので、原作はおそらく実際にあった話に脚色を加えたのではないかと思うのだがどうだろうか。タイトルの「八日目の蝉」はいい題だが、多分原作者が別にストックしてあるタイトルからつけたのではないかな。原作から直接につけた題ではないような気がする。ま、いずれにしても、あまり、意味はないけど・・・。
内容は、なかなか特殊なストーリィなのだが、テーマは「自分探し」、「愛するものとの別れ」、等の普遍的なものだと思う。特に自己アイデンティティーを求めての「自分探し」は現代の若者には特に必要なのではないだろうか。とりわけ、女性にとってはキツイ日本の現代社会だと思う。そういった意味で、女性の骨格をなす母性をルーツから考えることは、やはり重要でしょう。
今の女性がこの映画を観て触発されることは沢山あると思います。