尖閣沖中国漁船衝突ビデオby sengoku38

sengoku38、通称仙石サンバビデオによる尖閣沖中国漁船衝突ビデオ全6巻はすでにユーチューブより削除されています。しばらくは拡散&保存用のビデオがアップ去れ続けるものと思われます。予想以上に臨場感のあるビデオで、現場の緊迫感が伝わってきたな。ドキュメンタリーの力は偉大だ。

折しも、昨夜7時半よりNHKテレビ、クローズアップ現代でウィキリークの特集をしておりました。かなり衝撃的な内容で記憶に残ったところに翌日が、この流出ビデオ騒ぎです。

情報管理、危機管理がずさんだという議論もあるが、クローズアップ現代を見る限り、アメリカ国防省関連の機密情報が大量にリークされている現状などを勘案しても、的はずれな議論とも言える。もはや、流出しない機密などあり得ないと考えるのがいいのかもしれないな。言い換えれば、流出してまずい機密などいらないのではないか。

話は代わりますが、インターネット上では、先日は民主党の小沢氏が既存のメディアではない、インターネット動画にて生出演するということがあり、メディアを騒がせています。

インターネットが、日常になるにつれ、いままでの大量生産、大量販売を軸とした新聞、テレビ、ラジオの既存メディアが力をなくし始めている象徴的な事件といえるのかもしれません。

「由らしむ可し、知らしむ可からず」が当たり前の権力(マスコミも含む)が瓦解しはじめています。社会が不安定になっていくものと思われますが、落ち着いて冷静に見守っていきましょう。

9・11の標的をつくった男  天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯

9・11の標的をつくった男  天才と差別―建築家ミノル・ヤマサキの生涯は、9.11の標的ワールドトレーディングセンターを建築した日系アメリカ人の詳細なドキュメンタリーです。なかなかの大作でページ数も多いので熟読はできず、流し読みで終わらせました。本のタイトルが良いですね。

まさにアメリカを体現したドキュメンタリーになっていると思います。アメリカのどこを切っても、おなじような内容になるのではないでしょうか。ミノル・ヤマサキの建築スタイル、作品で中東との関連性を披露されています。若干の意味合いを持たせていますが、ミノル・ヤマサキと中東との関連が特に深いというふうに取るよりは、アメリカと中東との関連が深いというに解釈すべきだと思います。そういった意味で、ミノル・ヤマサキは現在のアメリカをそのまま体現したといえるのではないでしょうか。

エピローグにての著者の次の文章が心に残ります。

9・11が再びめぐって来る。現場では、例年のように犠牲者たちを悼む追悼式が行われる。しかし、そこには、ミノルが情熱を捧げたWTCの面影はない。貿易を通じて弱小国にもフェアに世界平和をもたらそうという目的でミノルが建て、しかしその目的とは裏腹に、弱小国を搾取して利益を吸い上げる大企業の富とグローバリズムの象徴になったWTCは、もうなかった。

あれから、でっち上げの疑惑で湾岸戦争をおこし、石油や資源を高騰化させ、詐欺まがいの金融政策でリーマンショックをおこし、いまや、ドルの垂れ流しで世界をドル漬けにしながら、それでも暴利をむさぼり続けるアメリカ。正義と公平さの主張の向こうには、常に強者のみの世界観が横たわる国。すべての富を奪い取るということはどういう事なのだろうか、壮大なパワーゲームのいく末をいま世界が経験させられようとしているのだ。

岡本敏子 奇跡 途中で挫折

瀬戸内寂聴・横尾忠則(画)「奇縁まんだら」(日本経済新聞社、毎週日曜に連載中)を楽しみに読んでいますが、数週間前に岡本太郎の奥さん岡本敏子の小説「奇跡」について、エロ小説だったのでびっくりしたとの感想が述べられていました。

早速、読みはじめたのですが、途中で挫折。理由は、単純に言えば、おもしろくなかったからでしょう。全然ページがすすまない。では、なぜおもしろくなかったのか・・・。

ふと本棚にあった書籍に目がとまり、ぱらばらとページをめくったら腑に落ちる箇所をみつけました。おそらく、理由はそれでしょう。官能小説の奥義 (集英社新書)の最終章の第五章「官能小説の書き方十箇条」の第一条(p196)。

第一条官能小説は性欲をかきたてるだけのものではない

誤解されているようだが、官能小説は性欲をかきたて、読者にオナニーさせるためだけにあるのではない。そういう要素も当然あるが、もっと深い、入間が持っている淫心を鼓舞するのが目的である。

性欲はオナニーで消えてしまうが、淫心は人間が根源的に抱えているものであり、オナニーでは消えない。性欲の奥に流れているものである。
単なる勃起が目的ならば、アダルトピデオを見ればよい。官能小説は、文章によって読者の感性を刺激するものであり、イマジネーソヨンを喚起させる力がなければならない。人はそれぞれ感性が違うから、同じ小説を読んでも、読者によって喚起されるイマジネーションは異なる。そごが官能小説の画白いところである。

性体験が豊富なら誰でも書ける、と思われがちだが、そんな生易しいものではない。

私のところへ、いろんな原稿が送られてくるが、初心者の書いたものは、自慢話や自己満足が多い。読者のことをまったく考えていないのだ。
性描写もふくめ、全編自慢話や自己満足だらけなので、途中で「勝手にしてちょうだい」という風になってしまうんだな。
岡本太郎ファンだったらおもしろいところもあるのでしょうが、もともとあまり関心のなかった人で、この小説を読んだら、ますます関心がなくなってしまいましたね。
といことで、先ほどの官能小説の奥義 (集英社新書)の最終章の第五章「官能小説の書き方十箇条」10箇条を並べると以下の通り、
  1. 官能小説は性欲をかきたてるだけのものではない
  2. 好きな作家を見つけよ
  3. まず短編を書いてみる
  4. 官能シーンを早く出せ
  5. 自分がしたくてもできないことを書く
  6. 三人以上の人物を登場させよ
  7. 恥ずかしいと思うな
  8. オノマトペをうまく使う
  9. 性の優しさ、哀しさ、切なさをしっておく
  10. 書いている途中でオナニーするな

なかなか、おもしろそうな条項が並ぶが、本書の最後を飾る、第十条から結びの言葉まで紹介してみよう。

第十条書いている途中でオナニーするな

白分で書いていることに興奮して勃起してしまうことがある.プロの作家でもあるそうだ。自分が勃起しないような小説で、読者を勃起させることはできないのだ。

しかし、そごでオナニーしてはいけない。パワーが落ちて、書き進める気がなくなってしまう。引きずられないよう、抑える精神力が必要で珍る。自爆してしまっては淫心をふくらませることができないのだ。

女性が書く場合も同じである。自分が濡れるような作品を書かなければ、読者を満足させることはでぎないが、執筆中のオナニーは厳禁。これは非常に大切なことである。

以上の十か条を実行できれぱ、あなたは官能小説作家になれる。スポーツ選手が、練習を繰り返すことで強くなっていくように、文章も練習の積み重ねで上手になっていく。誰もがイチローや松井秀喜になれるわけではないが、猛練習によって、甲子園に出場するくらいは可能である。諦めないで、持続ずる力を持とう。

最後はなぜか勇気づけられたな。

民主党代表選挙、小沢一郎か菅直人かGOOGLEで予想

いよいよ民主党選挙。今の時点で小沢一郎、菅直人の一騎打ちの結果はまだ見えていない。というのが、日本のマスコミの予想だ。

オバマの選挙結果を実は予想していたと言われる、あのグーグルトレンドとグーグルインサイトで小沢一郎と菅直人を調べてみた。

民主党選挙前にGOOGLE TRENDにて小沢一郎と菅直人を調べた。

テレビ、新聞等のマスコミでは接戦/伯仲が喧伝されているのだが、GOOGLE TREND/GOOGLE INSIGHT FOR SEARCH ではかなりの差がある。果たしてマスコミは公平中立な報道をしているのだろうか?

興味深いのはグラフ下段のニュース参照数と上段の検索数の指数のトレンドが乖離していることだ。

GOOGLE INSIGHTにて小沢一郎と菅直人を調査

クールジャパン、今度はB級グルメか/ニューヨークで屋台村に5万人

2010年8月1日付日本経済新聞社会面に、日本のB級グルメがニューヨークで大人気との記事があった。早速ユーチューブを探すとヒット。下記に日経記事とともに紹介しよう。クールジャパンは今年の夏と同じかそれ以上に「暑い!!」のか?

米ニューヨークで、ラーメンやお好み焼きなど日本の「B級グルメ」が人気を集めている。日本の庶民の味を集めた「屋台村」には大勢の市民が詰めかけ、入場規制するほど。会揚では日本のコスプレ姿で歩く若者の姿も目立った。

すしや着物といった日本の伝統的な又化だけでなく、生活に身近な現代又化も米国で受け入れられつつある。7月中旬の週末、マンハッタン南東部のイーストビレッジ地区。街の一角に屋台村「ジャパン・タウン」が出現した。並んだのは、お好み焼きやたこ焼き、焼き鳥、ラーメン、ギョーザなどを売る約40店。」安いもので一皿2ドル、平均5ドルの日本食を目当てに、主催者の推定では5万人もの人々が集まった。

あまりの混雑に警察が出動、入揚を規制するほどだった。「ビザみたいで好き」と割りばしでお好み焼きを食べる女性(22)。ニュージャージー州から反達とやってきたという高校生、トム・ヘイドンさん(16)は焼き鳥が好物だとお好み焼き・ラーメン・焼き鳥いう。「日本のアニメも好き。日本に旅行するのが夢」と目を輝かせた。会場には東京・秋葉原で有名になったメイド喫茶も出店。来訪者の中にもメイド喫茶のウエートレス姿の女性や、日本のアニメキャラクターのコスプレ衣装を身に着けた若者が混じった。日本発のストリートファッション「ゴスロリ」の衣装でカレーパンをほお張る女性も。ウエートレス姿の少女(14)は「日本の女の子はかわいくてうらやましい」と話した。

ジャパン・タウンは現地の日系イベント会社が運営し、味の素、キッコーマンなど米国でも事業展開する日本企業や地元の和食レストランなどが出店。昨年、初めて試験的に開催し好評だったため、今年は9月までにあと2回、1日ずつ催す。7月中旬のジャパン・タウン運営に携わった竹永浩之さん(44)は「屋台の特性を生かし、移動型の『都市』として育てたい」と、今後も積極的に展開ずると話す。

日本の「ソフトパワー」とされるアニメやグルメ、ストリートファッションなどの債報はインターネットを通じて米国の若者らに時差なしで届く。日本への輿味は、より生活に密着した「日常」に向かっている。日本政府観光周(JNTO、東京)の2009年の調査によると、日本を訪れた米国人観光客が訪日前に期待したこと(複数回答)は「日本の食事」が歴史的建造物などを抜き、初めて首位に浮上。すしやてんぷらだけでなく、おにぎり、そば、焼き鳥など庶民的な味への関心が高まっていることも明らかになった。実際、マンハッタンでは最近、とんこつ味や鶏がらスープを売り物にしたラーメン専門店が続々と開店。日本のラーメンブームさながらに、本格的な味を求めて行列を作る米国人の姿が目立つ。

NYにある日本の総領事館に在留届を提出している日本入は09年10月時点で約5万6千人。この10年で約2千人減った。企業の駐在員らが減っているためだ。日本人の存在感が低下する半面、日本の食やファッションな一どに関心が高まる皮肉な構図が生まれている。

(ニューヨーク-河内真帆)