ご無沙汰でした。サーバーの引っ越しが落ち着いたよ。

hostmonsterから全面撤退の目処が付きました。このブログも移転が完了したところです。初めての経験なものでなかなか大変でした。ブログの更新も滞っていましたが、そういった理由からです。リンクなどが壊れていましたが、なんとか復旧にこぎ着けました。心配していた方はご安心下さい。

hostmonsteははスペースが無制限となっていますが、ファイル数は50000ファイルまでとの制限があります。それではということで、動画ファイルを置いてみたら、すぐに削除しろとのメールがきました。この理由がわからない。そんなこんなで不満が溜まっていたところ、更新価格は倍ぐらいになりました。初回は割引価格ということだったらしい。これで、移転を決意しました。

現在はiPageです。容量無制限を享受しているといったところでしょうか。3iXも相変わらず利用しています。いずれも、値段の安いのは何よりの魅力ですね。円高でさらにパワーアップというところでしょうか。

ウィキリークスが本当に暴き出すもの #2

今日の日本経済新聞にでたウィキリークス関連の記事だ。

ウィキリークス攻防激化 各国が包囲網、民間も呼応
サイト側は移転や増設で対抗
2010/12/7 2:14
大量の米外交公電を公表した告発サイト「ウィキリークス」に対する包囲網が強まってきた。米国では同サイトへのサーバーの貸し出しを取りやめたり、寄付金口座を閉鎖するなどの動きが相次ぎ、大規模なサイバー攻撃も発生した。一方、同サイトの支持者らは同じ内容を掲載した別サイトを続々立ち上げている。告発サイトの是非を巡る議論が尽くされる前に、その存亡をかけた情報戦が激しさを増している。
ウィキリークスが米国の外交公電の一部を公開したのは11月28日。その直前から、サイトに対する大規模なサイバー攻撃が始まった。多数のコンピューターを動かし標的のサイトに一斉にアクセスする「DoS」と呼ばれる攻撃で、一部のネット利用者はサイトの閲覧が一時できない状態になった。当初は愛国主義的な米ハッカーが中心だったようだが、その後、参加者が内外に広がった。
内部告発サイト「ウィキリークス」を巡る主な動き
2006年
オーストラリア国籍のアサンジ氏が「ウィキリークス」を設立
2009年
多国籍企業がコートジボワールで有毒物質を不法投棄したとする内部資料を公表
2010年4月
米軍によるイラク民間人の誤射殺害映像を公開
7月
アフガニスタンでの米軍事作戦に関する機密文書7万点以上を公表
10月
イラク戦争関連の米軍機密文書約40万点を公開
11月
米国の在外公館が送った外交公電約25万通を入手し一部を公開
国際刑事警察機構(ICPO)が性犯罪の容疑でアサンジ氏を国際指名手配
12月
米アマゾンがウィキリークスへのサーバー貸し出しを中止したことが判明
米電子決済サービス会社、ペイパルがウィキリークスへの寄付金口座を閉鎖
■公式サイトはスイスへ
ネット上の「住所」を管理する米国内の企業は、他の顧客のサイトが影響を受けるのを避けるため、ウィキリークスの住所管理を中止。公式サイトはスイスへの“引っ越し”を余儀なくされた。
米政府は「世界の安全保障への攻撃」(クリントン国務長官)、「深刻な犯罪」(ホルダー司法長官)と非難。流出源やウィキリークス関係者を対象に捜査を始めた。
政府の非難に呼応するように米アマゾン・ドット・コムは、ウィキリークスに対するサーバー機能の貸し出しサービスを中止した。サーバーはサイトの運営に不可欠な高性能コンピューター。アマゾンは「顧客は自分の所有権が明確なデータのみ貸しサーバーに預けることができる」と、利用規約に違反している可能性を理由に挙げている。
さらに、同サイトへの寄付金口座を運営していたネット送金サービスの米ペイパルも、利用規約違反を理由に口座を凍結した。欧州や豪州でもアサンジ氏を罪に問う動きが広がっている。
■数百の複製サイト?
ウィキリークスはスイスとアイスランドを本拠地とする企業の口座に寄付金管理場所を移したもよう。サイトのネット上の住所もスイスだけでなく複数の欧州国に分散している。米政府はスイス政府に対し、同サイトや創設者のジュリアン・アサンジ氏は犯罪者だとしてサイト運営や資金管理上の保護をしないよう要請しているもようだ。
だがサイバー攻撃後、世界中のウィキリークス支持者はサイトの内容をそっくりそのまま見られるミラー(鏡)サイトを新規に立ち上げた。その数は数百に上るもよう。不正などを暴くためネット上の匿名性を重視するグループは、ウィキリークスを攻撃する政府や企業に対するサイバー攻撃を呼びかけている。
上記掲載の冒頭部分に”当初は愛国主義的な米ハッカーが中心だったようだが、その後、参加者が内外に広がった。”との記述があるが、ここに日本経済新聞の思慮が働いている。実際には最初からアメリカの攻撃であるのは明白だ。このように情報というのは編集されてしまうのである。”愛国主義的な米ハッカー”もまんざらいないわけでもないだろうが、閲覧を長時間不可能にするほどの力はない。こういった、微妙な、嘘ではない嘘が巧妙に記事の中に紛れ込まさせられるのが「編集」である。嘘ではない嘘で塗り固められた嘘で情報操作がされている。
いずれにせよ、現在サイバー空間では、息もつかせぬ攻防がくり広げられているわけで、また、元々創設者のジュリアン・アサンジ氏がハッカー出身ということもあり、幾多の人が、色々な意味でこの戦いに注意しているわけである。ある意味、未来を決める戦いにもなっているかもしれない。ちょっと前に、中国政府(もしくは要人、とはなっているが、これは素直に中国政府だろう)がGoogleにサイバー攻撃を仕掛けたという記事があったが、権力というのは同じような反応をするということが判る。
ウィキリークスの本拠地が、核攻撃に具えたシェルターの中にあるということだが、当初は大げさだなと思っていたのだが、今は、”意外にそれなりの構えだったんだ”という感想になってしまった。
日本に関する機密が6000ぐらいあるとのことだが、どんな反応が見られるのか、ある意味、楽しみな今日この頃ではあります。

海外サーバーの利用について #まとめ/その他

hostmonster3iX 以外で興味のあるサーバーをご紹介します。

まずは、Webhostingpad。ここは、一段落ついたら契約してみようと思っています。理由は値段が破格値です。3年契約とか4年契約とかの長期契約をしなければなりませんが、それでも安い、安すぎる、ドメインが一つついてくるのですが、信じられない価格になります。ネットで、評判を調べてみると、問題がないわけではないようですが、安さの魅力には勝てそうもありません。

続いては、iPageですが、標準ビジネス仕様でこの価格は安いです。さらに、なんと共有SSLが付属しているのですから、ビジネス商用サイトを企画している人は検討しなければならないのではないでしょうか。私も3iXの販売サイトで売り上げが上がるようでしたら、グレードアップかこちらへの移転を考えなければならないと思っています。

最後にJusthost、上記のiPageと同じクラスの標準ビジネス仕様です。こちらはイギリスの会社なのでSEO対策でIPアドレス分散などに役に立つのかななどと考えてチェックしています。

3iX は40ギガバイトのサーバースペース。hostmonsterはスペースが無制限となっていますが、ファイル数は50000ファイルまでとの制限があります。その他のサーバーはスペース無制限とされていますが、ファイル数制限などは調べていませんのでご注意下さい。値段から考えて、実質的に無制限のスペースがあるとは考えにくいので、それなりの制限を前提としてご検討ください。また、Webhostingpadについては、ファイル転送量についてのクレームをネット上で見たことがあります。動画を扱っていたヘビーユーザーからだったと思いますが、ご注意ください。

疑問点があるようでしたら、サーバー各社に問い合わせてみるのもいいかと思います。サポート体制も分かることでしょう。

では、よいホストサーバーに巡り会えるよう祈念しつつ、ご健闘を期待します。ご静聴(?)ありがとうございました。

海外サーバーの利用について #3

3iX, hostmonster、いずれのサーバーも、管理はcpanelという管理画面で行います。言語も日本語が選べます。途中で変更することも可能です。

サポートですが、いずれもサブジェクトごとにチケットを発行してもらってやりとりをすることになります。いずれも早い対応で、問題はありませんでした。せっかちな人には、チャットサービスがお薦めです。もちろん、英語を使わなければなりませんが、会話をするわけではなくて、メール/筆談でのやりとりなので、グーグル翻訳を介すれば問題はないのではないでしょうか。

さて、画像サーバーが一段落したあとに、商用サーバーの設置をすることになるのですが、SSL認証が問題です。日本では低価格で3万円台からですか。hostmonsterでは、75ドル(専用ipアドレスを固定するのに30ドル/年、SSL認証が45ドル年)とかなり安くなります。そして、3iXでは、共用ssl認証になるのですが、なんと無料です。これは得した気持ちでしたね。早速Zen Cart日本語版をインストールして運用してみたのですが、特に問題はなく稼働しています。興味のある方はhttp://johmon.info/bunkazakka/(名前が安直ですいません)をチェックしてみてください。「海外サーバーの利用について #1#2」で説明したように3iXは帯域幅が狭くてアクセスに難があると述べましたが、どの程度かもチェックできると思います。また、ZenCartは共有SSLには向いていないとの話もネット上で散見されますが、3iXでは特に問題はないようです。

ちなみに、商用サーバーとして、管理画面からすぐにインストールできる無料CMSは、ホストモンスターでは、Magento, Zen Cart, Os Commerce, Cube Cart, AgoraCart。3iXでは Cube Cart, Os Commerce, Zen Cartとなっています。ただし、すべて英語仕様が標準となっています。最近はutf-8使用の他言語化がすすんでいますので、日本語も使えるものが多いと思いますが、やはり日本語化しているものをインストールした方がいいでしょうね。時間があれば、Magentoをもっと勉強してみたいですね。インストールは3iXhostmonsterいずれも問題なくできました。

余談ですが、実験で、3iXにMagentoをインストールして、共有SSLを使えるようにし、データベースをホストモンスターにおいたサーバーと連結させてみたら、なんと、動きました。ただし、非常に遅いので使うのは断念しましたが・・・。

WordPressを使用する方には、補足になると思いますが、先日、ショップを経営されている方に、WordPressを使えるようにサーバー選択からインストールを指導する機会がありました。その後の商用サーバー構築も視野に入れて、3iXサーバーにWordPressの最新版3.0.1-jpをインストールしたのですが、うまく作動しませんでした。管理画面から指定のWordPressのバージョンを確認したところ2.9.xでした。また、知り合いの3iXサーバーの利用者に電話してみると、3.0.1-jpにupdateしてから調子が悪くなったとのこと。以前のバージョンでも夕方は調子が悪かったと言うことでした。どうやらWordPressと3iXの相性は今のところよくないようです。

そういうことだったので、指導した方には、急遽ホストモンスターに契約していただいてWordPressを使うようにしてもらいました。逆にホストモンスターとWordPressが非常に相性がよいということの再確認にもなりました。ネット上でも有名らしいですね。

以上の出来事があったため、ホストモンスターは少し見直しました。他のレンタルサーバーへの移転も考慮していたのですが、とりあえずは延長することにしました。

海外サーバーの利用について #2

レンタルサーバー以前の自宅サーバーですが、これは何に使っていたのかというと画像サーバーがメインです。販売商品をさまざまなマーケットプレイスに出品するにあたっての画像(ほとんどがjpgファイル)をここに持っていたわけです。容量は10ギガぐらいでしょうか。20ギガはいかない程度でしょうか。

そういった中で決めたのが、hostmonsterです。評判もよく、なんといっても容量無制限に魅せられましたね。

ところが、画像ファイルを転送したところで、すぐに次のようなメールが届きます。

Dear xxx:

It has come to our attention that your site is using an excessive number of files stored on yourHostMonster.Com account. This is causing performance problems on your website as well as for other customers that are on this server. It can cause our servers to crash and cause additional downtime.

Our research shows that server performance degrades when accounts have over 50,000 files.  In order to ensure optimal performance for your account and the others in your shared hosting environment, we request that you reduce the number of files on your account to under 50,000 in 14 days.

Your account information:

zzzzzzzzzzzzz….

We offer unlimited space, bandwidth, and domains, but not in an unlimited number of files. We cannot maintain our internal backups for sites that host more than 50,000 files.

zzzzzzzzz…

Per conditions stated in the Terms of Service, this issue needs to be resolved:
http://www.hostmonster.com/cgi/terms
zzzzzzz…

We offer unlimited space, bandwidth, and domains, but not in an unlimited number of files. We cannot maintain our internal backups for sites that host more than 50,000 files.

zzzzzzzzz….

最後の部分が大事なところで、「無制限の容量、転送容量、ドメインだといっているがファイル数は無制限ではない、50,000ファイル以内に制限してある・・・」ということです。契約条件には書いてあるとのことですが、小さな字で契約書に書いてあっても読まないですよね。宣伝文句には一切ないわけですから。偉大なアメリカ精神を学んだというところでしょうか。インディアンの気持ち、近いところではイラクの気持ちがよくわかりました。それがアメリカの正義なんです。これはこれとして、よい経験として先に進みましょう。

さて、解決策としては、容量を多くするために料金を支払うということが考えられますが、追加料金よりも安いサーバーがあったので、そこにしました。それが3iXです。なんと月1ドル、年間で12ドル。日本円ですと1000円にならないくらいです。もちろん、ホストモンスターに比べると制限だらけ、ドメイン(別途用意しなければならない)は一つだけしか使えない。SQLサーバーは2個までしか使えないなどなど、かなり窮屈ですが、ファイル制限はない(容量制限は40ギガバイト)ので、画像サーバーにはもってこいのレンタルサーバーなんですね。ただし、注意すべき問題点もありまして、3iXは帯域幅が狭いので不安定なときが時々あります。日本時間の夕方あたりは特に不安定ですね。使えないわけではないのですが、ホストモンスターに比べると狭い。そこんとこは注意しなければなりません。

結果的には、両方のサーバーが私には必要でしたので、どちらもお薦めです。どちらか一つといわれたらホストモンスターでしょうか、使い勝手がいいですからね。

というところで、つづきは「海外サーバーの利用について #3」へ。海外サーバー検討されている方は是非読んでください。