ソーシャル・ウェブ入門/滑川海彦

ソーシャル・ウェブ入門 Google, mixi, ブログ・・・新しいWeb世界の歩き方読みました。ソーシャルという切り口はいいと思います。

その中でソーシャル・ブックマーク・サービス(SBM)についてまとめた箇所があるので、それをご紹介します。

ソーシャルブックマークというのはウェブ上でブックマーク(お気に入り)を共有や管理できるウェブサービスですが、、実は今日、WordPressにソーシャルブックマークの追加ボタン/アイコンを設置するプラグインを導入したところです。タイトルの下に並んでいるかわいいアイコンをクリックして利用します。いい機会なので、利用いただければと思います。

もう一度簡単にソーシャルブックマークの利用の流れを確認してみたい。

  • 自分の気に入った記事をブックマークする→
  • その記事の他のユーザーによるブックマーク数を見る→
  • その記事の投稿履歴ページを見る→
  • 投稿したユーザーのページを見る→
  • 参考になりそうなら自分のnetworkに登録する→
  • ときどきnetworkをチェックする

これで自分が過去に見た記事をいつでも自由に引き出して再利用できるだけでなく、自分と関心・趣味が同じユーザーによる記事を常時フォローすることができる。さらに「友だちの友だち」を辿って情報収集ネットワークを簡単に広げていくことができるのだ。

自分ひとりで記事をブックマークするのに比べて何倍も効率よく情報収集ができ、自分とは違った視点で集めた記事を見るのも参考になる。
特に自分が不案内な分野の情報を素早く集めたい場合、ソーシャルブックマークは強力なッールになる。

検索ボックスから大雑把なキーワードで記事を探し、関連のありそうな記事の投稿者のブックマークページをかたっぱしから見ていくと、そのうち間題の分野を主な関心テーマにしているユーザー、いわばその分野の専門家が見つかる。

そういう専門家を探したら、その専門家が購読している他のユーザー(deLicio.usの場合network)を開けばさらに別の専門家が見つかる。たくさんのユーザーからnetworkに入れられているユーザーはその分野での評価が高いだろうと推定できる。

ソーシャルサービスの基本法則「群集の英知」を利用して、おおざっぱながら素早く価値判断もできる。

発見した記事の多くはRSSなどによる記事配信をしているので、これを購読するとさらに情報収集の効率が上がる。
このフィード購読には各種フィードリーダーを利用するのが便利だが、これは後で触れる。