桑田二郎さんのマンガエッセイ般若心経は何度も読み返した覚えがあります。そのうちに、お経を唱えるようになりました。カセットテープを購入して聴きながら覚えました。
般若心経とは、簡潔にいえば、瞑想と呪(じゅ)の勧めのお経です。瞑想することにより、世界が色即是空であることを悟り、呪を唱えることで苦しみから解放されるのです。呪とはおまじない。お経の最後の部分がそうです。おまじないはそれ自体がありがたいものですから、訳さないで、サンスクリット(?オリジナルの言語)のまま唱えます。有名な「ぎゃてぃぎゃていはらぎゃていはらそうぎゃていぼじそわか」の部分です。
ですから、韻とかリズムとかも大事な要素なので、カセットテープで聞いて覚えたのです。いまなら、インターネットで簡単に聞くことができます。「般若心経 mpg」で音声ファイルが検索できますので、好みの音を聴いてみるとよろしいかと思います。
おまじないというと、馬鹿にされることが多いと思うのですが、多くの人がはるか昔から唱えられてきたということにはやはり価値があると思われます。
シェルドレイクの仮説、形態形成場、百匹目の猿などのキーワードを調べてもらえば、理解しやすいかと思います。興味のある方は是非リンクを辿ってみてください。
ある意味、瞑想とは意識を変えること、トランス状態になることです。韻を含んだり、リズムを取ることで、人は容易にトランス状態になります。トランスミュージックとか、ミニマルミュージック、テクノなどの効能はよく知られたところでもあります。興味のある方は是非リンクを辿ってみてください。
また、お経を詠むことは、声帯を振るわせることになります。これは、脳に振動を与えることにもなり、さらにトランス状態になりやすくなります。般若心経の最後のおまじないの部分は、やけに濁音が続くと思いませんか?濁音で振動を大きく与えている意図も有るのではないかと思っています。
瞑想とおまじないの般若心経。まずは、暗唱できるようにしましょう。短いお経ですので、それほど難しくはありません。ついでに(といってはなんですが)、お経の意味を知るのもいいかもしれません。般若心経の解説本は沢山あります。どれもそれなりの意味があります。もちろん私は桑田二郎氏のマンガをお薦めしますが、それほどこだわってはいません。またインターネットで検索して解説を読んでいってもいいでしょう。
ということで、今回はこれまで、