[メイカーズ]21世紀の産業革命が始まる/クリス・アンダーソンを読みました。

[メイカーズ]21世紀の産業革命が始まる/クリス・アンダーソンを読みました。今年の正月に、読もうと思ったのですが、欠品で手に入らず、とりあえず図書館に予約していたところ、今月の初めにようやく借りることが出来ました。しかしながら、読む時間がなく、つん読していたところ、本日、返却の督促電話を受けることになりました。

ということで、せっかくの土曜日ではありましたが、返却すべく、珍しく読書に集中しておりました。

web時代の革新性を表現した「ロングテール」や「フリーミアム」とおなじように「メイカーズ」という言葉が、リアル社会をweb化する革新性になるという本でした。本書では新産業革命などとも表現されています。概略は、上記リンク先のアマゾンサイトをご参照ください。私自身の経験としては、本書でも紹介されていたMake: Technology on Your Time Volume 10に触発されて、ブレインマシーンをメイクしたことが実はあるんです。5、6年前のことですから、今となっては革新的だったかななどと思っております。同じころにラジオニクスを組み立てたりしていましたから、メイカーズというよりは、しようもないもの、売っていないものを自作していたというところでしょうか。

今後は、変革のツールともいうべき、3Dプリンタ、CNC装置、レーザーカッター、3Dスキャナーの低価格化/普及により、リアル社会にWEBがつくりあげたような革新がもたらされるということですが、間違いなくその通りだと思います。

ということで、訳者による後書き部分を紹介しておきましょう。

アンダーソンが指摘するように、ほんのひと昔前まで産業機械だったコンピュータやプリンタは、「デスクトヅプ」とは対極にあるものだった。しかし、ひとたび「デスクトップ」と「コンピュータ」が結びついたとき、人々の生活が大きく変わった。そしてそれがインターネットにつながったとき、革命が起きた。でも、それはまだ本当の革命ではないのです。本当の革命は、それが実体経済に影響を及ぼすとき、つまりもの作りのやり庁が変わるときに起きるのです、とアングーソンは言う。「デスクトップ」と「工作機械」が結びびついたとき、それまで大企巣のものだった製造の手段を個人が持つようになり、ビットの世界で起きてきた革命がアトムの世界で起きるのです、と。ステイーブ・ジョブズがパーソナルコンピュータを通してして世界を変えたように、製造の手段を持つ無数の個人、つまり「メイカーズ」が世界を変えることができるのだと言う。しかも、それが社会と経済に及ぼす影響は、ビット世界の「フリー」や「ロングテール」よりも、はるかに大きく、深いものになる、と。
個人によるもの作りの革命をあと押しするもうひとつの大きな変化は、グローバルなサプライチェーンが個人にも開かれてきたことだ。材料を調達し、部品を製造し、それらを組み立てるプロセスは、これまで大企業に独占されてきた。それが、ポノコやシェイブウェイズなどのウェブ
の製造委託サービスや、アリババなどのマヅチングサイトを利用することで、プロ用の工作機械を所有しなくても、個人が大企業と同じ製造能力を手に入れることができる。お金がない? だったらキックスターターで資金を集めればいい。それを売るには? ウェブサイトを立ち上げてオンラインで販売すればいい。製造業を起業しようと思ったら、パソコンとインターネットがあれぱこと足りる。ウェブ企業の立ち上げと同じくらい簡単に、製造業が立ち上げられる時代が来たのだ。自分が欲しいものを作って、ほかの人にそれを販売することもできる。ビット世界のニッチな音楽や書籍や映像と同じことだ。そう、「モノのロングテール」がやってきたのだ。
「モノのロングテール」の作り手は、エッツイーに手作り吊を出品する職人たちだけではない。
メイカーたちは、趣味をビジネスにして、「モノのロングテール」を埋めている。一個でも、一〇〇万個でもなく、数千個から数万個の単位でニッチなモノを顧客に届けている。たとえば、レゴ社が手を出さない領域でレゴのアクセサリを製造するブリックアームズ。特殊な電子部品を製造販売するスパークファン。オープンプラットフォームで自動車を製造するローカルモーターズ。
そして、アンダーソンの趣味が高じて事業となった3Dロボテイクス。
非常に興味深いのは、ビット世界の急成長企業がフリーの上に成り立っているのに対して、オープンプラットフォームの上に作られたこれらのメイカー企業が最初からキャヅシュフローを生み出していることだ。こうした企業は、前作でアンダーソンが唱えたフリーのモデルを逆手にとり、「ビットの世界の潤沢なフリー」を利用して、「アトムの世界で希少性から利益を生み出して」いる。ウェブ上に存在するコミュニティは、「フリーな」開発、マーケティング、顧客サポートを堤供してくれる。ネットの荒野の中から顧客がニッチな製品を見つけ出してくれるのは、「フリーな」検索のおかげだネットの店舗なら、家賃もかからない。その上、自分だけの二ーズを満たしてくれる希少な製品に、消費者はプレミアムを支払う。フリーを活用すれば、大量生産によらなくても利益を生むビジネスモデルが築ける。無料のビット経済の上に、貨幣経済における富が生み出され、無数の個人がそれを分け合っている。そしてここに、先進国の未来がある、とアンダーソンは言う。ビヅトをアトムに、アトムをビットに変えるデジタルな製造手法と、潤沢な「フリー」によって、製造拠点の違いによるコストの格差はなくなり、より良いアイデアを持つ無数のニッチな企業の総和が経済を動かすようになる、と。それが、これからの一〇年に起きる本当の革命なのだ。そして本書は、その「これからの一〇年」を描いたものだ。
著書『ロングテール」でも、また『フリー』でも、アンダーソンはこれまでなんとなくみんなが感じている時代の流れを概念化し、それが社会と経済に与える意味を説いてきた。発表当初には「なんとなく言いたいことはわかるけど、その具体的な将釆像が描けない」と思われていた「フリーミアム」も、わずか数年後の現在では説明するまでもないほど当たり前のものになった。『メイカーズ』で描かれた未釆もまた、数年後には当たり前の現象になっているかもしれない

読み初めは、FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)

2013年の、新春読み初めは、FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)でした。

昨年から気になり始めた、3Dプリンターやレーザーカッターなどについて、もっと知りたいと思ったからだが、この本を選んだのは正解だった。デジタル時代が切り開く新しい世界について、ざっくりながら、イメージをつかむことができたと思う。

著者は、Fabについて本当によく考え抜かれているようで、わかりやすくていねいに解説されている。しかも、深い。参考までに後書き部分を少し紹介してみよう。

・・・

日本でカルチャーセンターというと、すでに一般的になっている教養や日常芸術、運動などを習い、身につける場所というイメージが強い。しかし私たちがつくりだしたいのは、「既知のことを伝承する文化」ではなく、「未知のことを実験し、それを奨励する文化」である。

そしてもうひとつ、ファブとは「混溝の文化」だと思っている。約1年の間、ファブラボ鎌倉を運営してみた結果、そこに育まれたのは、「ものをつくるための多種多様な技法や技術を交換しあうコミュニティであった。

特に鎌倉では、土地柄もあって、クラフツマンとの交流か数多く生まれた。そんななかで、私たちはオリジナルの3Dプリンターの研究開発に取り組んでいる。ハンドクラフトとテジタル・ファフリケーションは、それぞれ「比較的過去から存在した技術」と「比較的最近になって生まれた技術」であり、現在の視点で偏見なく見てみれぱ、どちらもか等しく価値をもつ。「比較的過去から存在した技術」は長い淘汰を乗り越えて残ってきた価値かあり、「比較的最近になって生まれた技術」には「未知である(やってみなけれぱ、まだわからない)こと白体」に価値がある。取り出し方によってはどちらも「有用な」技術であり、どちらもかお互いを再発見できる関係になるだろう。

ファプラボは、現代の私たちが有している技術のレパートリーのなかから、各自が豊かに生きるために必要とする技術を適宜選択し、まなび教えあえる場にまで進化しつつある。「ゲストとホスト」の立場を限りなく溶かし、仮に残ったとしても時に入れ替え、交流と交換を行っている。一方向の「伝授」ではなく、双方向の「教えあい」「まなびあい」としての実践。そのなかから、複数の技術が混ざりあった、新しい何かが生まれ出てくるはずなのだ。それは私の考えるコミュニティラホーーファプラボの理想でもある。

本書にはさまざまなことを書いた。ますますファブ」フボが何なのかわからなくなった読者も」いるかもしれない。そして本のタイトルも、ファブラボではなく、「ファブライフ」にしてしまった。

人類の起源から横み上げられてきた、不器用で非効率な、そしてもっとも人間の人間らしい「つくる」という経験。それを、加速化する現代の情報環境の上でも、情報環境だからこそのやり方で、豊かにたどり直し、そしてまだまだ新たに可能性を広げていくことができるー。そんな事実に気づき、再発見していく日痔の堆積。そんな暮らしのスタイルこそを「ファブライフ」と呼んでみたいと思う。

ひとまずこれで私からの実況報告を閉じる。続きはまた、ウェブなどでー

後書きなので理屈っぽくなっているかもしれないが、内容は概ねわかりやすいと思う。本書の巻末に参考文献と参考urlが付属している。ファブラボの現状を知るには、webなどサーフィンしてみるがいいかもしれない。

ということで、以下に紹介します。

参考文献

『ものづくり革命一バーソナル・ファブリケーションの夜明け』ニール・ガーシェンフェルド著、糸川洋訳、ソフトバンククリエイティブ、2006年刊

『工作機械の歴史一職人の技からオートメーションへ』L.7C,ロルト著、磯田浩訳、平凡社、1989年刊

『アルゴリズミック・デザインー建築・都市の新しい設計手法』日本建築学会編、鹿島出版会、2009年刊

『アルゴリズミック・アーキテクチャ』コスタス・テルジディス著、田中浩也監訳、荒岡紀子/重村珠穂/松jll昌平訳、彰国社、2010年刊

『設計の設計』柄沢祐輔/田中浩也/藤村龍至/ドミニク・チェン/松]11昌平著、メディア・デザイン研究所編、INAX出版、2011年刊

『FORM+CODE一デザイン/アート/建築における、かたちとコード』ケイシー・リーズ他著、久保田晃弘監訳、吉村マサテル訳、ピー・エヌ・エヌ新社、2011年刊

『Open Design Now:Why Design Cannot Remain Exclusive』Bas Van AbeしLucas Evers、Roel Klaasse∩, PeterTroxler著、Bis Pub,2011年刊

『Cooking for Geeks-料理の科学と実践レシピ』ジェフ・ポッター著、水原文訳、オライリー・ジャパン、2011年刊

『Making Things TaLk-Arduinoで作る「会話」するモノたち』Tom lgoe著、小林茂監訳、水原文訳、オライリー・ジャパン、2011年刊

『Making Things Move一動くモノを作るためのメカニズムと材料の基本』Dustyn Roberts著、岩崎修監修、金井哲夫訳、オライリー・ジャパン、2012年刊

『考える「もの」たち一MITメディア・ラボが描く未来』二一ル・ガーシェンフェルド著、中俣真知子訳、毎日新聞社、2000年刊

『アーキテクチャの生態系-情報環境はいかに設計されてきたか』演野智史著、NIT出版、2008年刊

『ソーシャルデザインー社会をつくるグッドアイデア集』グリーンズ編、朝日新聞出版、2012年刊

『コミュニティデザインー人がつながるしくみをつくる』山崎亮著、学芸出版社、2011年刊

『いきるためのメディアー知覚・環境・社会の改編に向けて』渡邊淳司/藤木淳/丸谷和史/ドミニク・チェン/坂倉杏介/田中浩也著、春秋社、2010年刊

『世界を変えるデザインーものづくりには夢がある』シンシァ・スミス、槌屋詩野監訳、北村陽子訳、英治出版、2009年刊

『フユーチャーセンターをつくろう一対話をイノベーションにつなげる仕組み』野村恭彦著、プレジデント社、2012年刊

『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック-クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』ドミニク・チェン著、フィルムアート社、2012年刊

『組立性・分解性設計一資源循環を進めるモノづくり』山際康之著、講談社.2011年刊

『世界一大きな問題のシンプルな解き方-私が貧困解決の現場で学んだこと』ポール・ポラック著、東方雅美訳、英治出版、2011年刊

参考URL

Oつくってシェアする

Ol,インストラクタブルズllnstructables

木ヘラ利用の歩行ロボから、カー・オーディオ、古い窓枠で作ったスカーフ掛け、 チーズまで、メイカーたちの作品とそのレシピの投稿サイト。いろいろなジャンルの作品コンテストが随時行われている。http://www.instructables.com/

02,制約から自由を生み出すデザインコンテスト|(UN)LIMITED DesignContest

デジタル・ファブリケーション環境を前提とした、オーブンデザインのオンライン作品 コンテストを開催している。アート性の高い、衣・食・住に関連した作品が投稿される。作品のデータや説明書をダウンロードできる。http://unlimiteddesigncontest.org/

03,シンギバース|Thingiverse

エッグスタンドから、ベアリング、工具まで、3DプリンターやCNCミリングマシンな どのデータ投稿サイト。

ビットからアトムへ。http://www.thingiverse.com/

04,グーグル3DウェアハウスlGoogle 3D Warehouse

グーグル・スケッチアップ(Google SketchUP)で作成した3Dモデルのギャラリー。住宅、国会議事堂、スタジアムなどの建築物が多数。

http://sketchup.google.com/3dwarehouse/

05.ナーバスlNervous

指輪やコップなどの造形を、パラメトリック(変数的)なモデルとそれを操作するインターフェイスの組として公開し、ユーザーが白由にカスタマイズ可能にするデザ インプロジェクト。http://n-e-r-v-o-u-s.com/

06.イケア・ハッキング|IKEA HACKING

家具ストアのイケアで調達した素材でオリジナル作品をつくる、DIY愛好家のサイト。皿洗いスタンド利用のノートPCスタンド、ランプ付きのベッドの天蓋、時計 の文字盤改造など。http://www.ikeahackers.net/

07 オープンデザイン・プロジェクト|Ronen Kadusin

カドシン氏がデザインしたアルミ椅子などのデータが公開されている。ダウンロードしたデータを工場に持ち込めば、同じものを生産可能。

http://www.ronen-kadushin.com/index.php/open-design/

◎なんでもつくる!

08,「(ほぼ)なんでもつくる方法」の授業アーカイブ

受講した学生の週間レポートには、授業の詳細と授業で製作した作品が個性的に記録されている。

http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/prior.html

参考URL

09.ファブアカデミー

「(ほぼ)なんでもつくる方法」と同様の授業が、インターネットを介したビデオ会議を通して行われている。その様子が一部公開されている。

http://www.youtube.com/watch?v=HMoXchaFzHl

10.100ドル・ミリングマシンMantis9-1

工作機械も白分の手でつくろうというファブラボ2.0プロジェクト(MIT Machines that Meke projec)から生まれた。製作手順の群細を説明するビデオが用意されている。http://makeyourbot.wikidot.com/mantis9-1

11.ファブラジオ|FabRadio

「[ほぼ)なんでもつくる授業」から生まれた、ファブラポオリジナルのラジオキット。ファブドゥイーノを使用している。

http://fab.cba.mit.edu/classes/MIT/863.10/people/shelby.doyle/12.html

12.どこからでも工作機搦を使えるようにする。

インターネット経由でレーザーカッターを操作できるようにするプロジェクト。ニューヨークのファブラポ、AS220が開発e

http://as220.org/votm/?doing_wp_cron=1357099557.4050900936126708984375

◎世界を変えるプロジェクト

13.適正技術とは何か?

発展途上国への技術支援のあり方として、なぜ「適正技術」という考え方が生まれたのか、それはどのようなものなのか、コンパクトにまとめられている。遠藤謙さんによる解説 http://dlabjp.blogspot.jp/2010/03/blog-post.html

14.無線地域ネットワーク・プロジェクトl FabFi

インターネットなきところにインターネットを届ける直無線LANルーターとリフレクターを組みあわせた、メッシェネット方式の地域ネットワーク。 http://fabfi.fablab.af/

15.ソースマップ| SourceMap

MITのメディアラボによる、サプライチェーン可視化のオープンソース・プロジェクト。ある製品がどこの材料でできているか、材料の生産・輸送にどれくらいのCO,を排出しているか、わかりやずく表示する。 http://sourcemap.com/

◎ライセンスを考える

16,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?

作者がコンテンツを配布するとき、利用条件を白分の考えにあわせて選択できるように考えられた、ライセンスのセット。オープンなコンテンツを促進する道具として、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons]プロジェクトがまとめた。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは

17,オープン・コンテントとは?

デイビッド・ワイリーが創設したOpenContent.orgは、オープンなコンテントの基本要件として、再利用、改変、他の著作物との組みあわせ、再配布の4つを挙げ、「4Rフレームワーク」で表すことを提案している。

http://www.opencontent.org/definition/

18,オープン・デザインとは?

オーブンデザイン財団(Open Design Fundatlon)によって、オープンデザインの頒布条件(The Open Design Definitian)が提案されている。

http://www.opendesign.org/odd.html

19.オープンソース・ハードウェアとは?

エリク・メーラー (ウィキメディア創設音)らによる「オープンソース・ハードウェア(Open Source Hardware:OSHW)」の定義と、それをめぐる議論。現在は、 「すべての人が、製造・改変改造・配布・使用できるように、設計が一般に公開される有形の実体[機械や装備などの製造物]」と定義されている。

http://freedomdefined.org/OSHW

20.ファブコモンズとは?

ファブラボ・ジャパンの法律・弁護士グループ、ファブコモンズ(Fab Commans)は、ものの派生・継承・連鎖を生み出すライセンスとして、「改変」をうながず「ファブコモンズ(Fab Commons」を検討している。議論が重ねられているが,水野祐氏による「Design, Afchitecture and Law」での資料が参考になる。

◎ファブラボを知る

21.ファブラポ・ジャパン

日本でファブラボに関心をもつ人々の有志ネットワーク.ウェブサイトには、各ファブラボやファブラボ関連のプロジェクトへのリンクがまとめられている。

http://fablabjapan.org/

22.ファブラボ鎌倉

JR鎌倉駅から徒歩5分の場所にある蔵を利用したファブラボ。伝統工芸との融合、オープンソース・デザイン、まちとともにあるものづくりを軸に、新しいコミュニティづくりをしている。 http://fablabkamakura.net/

23.ファブラポつくば

筑波大学の近くに開設されたファブラポ宙オーブンゾース・ハードウェアを主軸に

活動し、日曜日にはカフェとしても営業している。 http://www.fpga-cafe.com/

24.ファブカフェ(渋谷)

渋谷の道玄坂上にある、レーザーカッターを備えたカフェ。コワーキング・スペースとしても使用できる。クリエイターによるワークショップも頻繁に開催されている。

http://www.fabcafe.com/

◎世界のファブラポ

25.国際7アブラポ協会 llnternatianal FabLab Association

2011年に発足したファブラボの協会。躍挙で選ばれる6人の代表が中心となり、各国の情報を交換し、コラボレーションを促造する。田中浩也は代表のひとり。

http://fablabinternational.org/

26.ファブセントラルlFabCentral

MITビット・アトムズ・センターのデジタル・ファブリケーション設備と、同センターが迎営しているファブラポ解説のサイト。

http://fab.cba.mit.edu/

27.ファブフォークlFab Folk

ファブラボ利用者のコミュニティサイト。アカウントを取得ずると、プログ、ウィキサ

イト、ビデオ、写真などの投滴が可能になる。

http://www.fabfolk.com/

28.オランダとベルギーのファブラポ

ベネルクス3国には.アムステルダム.ルーペンなど、現在15のファブラボがある。各ファブラボへのリンク、この地域のイベントなどが案内されている。各ファブラボのカラーは、アーティスティック、日用的、ギークなものまで、十人十色だ。

Home

29.インドのプネーにある工科大学COEP

インドの工業都市プネーにある工科大学(College of Engineering. Pune)にも、ファブラボの拠点がある。

http://www.coep.org.in/index.php?pid=261

30.インドの農村にあるヴェイジャン・アシュラム

インドの膿村ババルにある技術教育施設。身近にある問題を自分たちの手で解決できるように創設された。もっとも古いファブラボのひとつが設置されている。孵卵器、農園管理システムなどのプロジェクトが見える。

http://www.vigyanashram.com/

31.ポストン近郊のファブラポAS220

ボストンからほど近いケープコッド半島のプロヴィンスタウン。そのまちのクリエイターが集まるオフィスの一角に拠点を構える。アート、ハック、ギャラリー、バー、ヨガ、フィットネスダンス、そして「お仕事募集中」の表示も。

http://as220.org/

32.ポストンのサウスエンド・テクノロジー・センター

地域の住民に読み書き・算数やコンピューターの使い方を教える、ボストンの地域センター。近所の小学生がデジタル工作機器を使用した工作を学びに通ってくる。

http://www.tech-center-enlightentcity.tv/home.html

33.バルセロナのソーラーハウス・プロジェクト

laaCを拠点とするバルセロナのファブラポでは、分解・組み立て可能なソーラーハウスを開発している。トラックで移築可能な建築物だ。

http://www.iaac.net/projects/fab-lab-solar-house-3

34.アムステルダムのファブラボ

ワッグソサエティが運用しているファブラボ。デザイン系・アート系プロジェクトが多数進行している。サイトで紹介されているプロジェクトを眺めると楽しい。

http://fablab.waag.org/

35.ファブラポ・ジョグジャカルタlFabLabJogjakarta

インドネシアにはじめて設置されたファブラボ。HONF財団が中心となり、オランダのファブラボが協力して誕生した。アーティストの活動が中心で.バクテリアを用いた作品など、生物学とのコラボレーションが盛んだ。

Home

36.モバイル・ファブラポlMobile Fablab

トレーラーに工作機械を積んで、まちからまちへと旅を続け、行った先々で工作教室などを開いている。スーツケースに工具を詰めて出かける構想もある。

http://mobilefablab.blogspot.jp/

http://mtm.cba.mit.edu/fabinabox/blog.html

37.ファブモーメントlFabMoments

ファブラポ利用者が作品のつくり方やデータなどの公開に使用する、ウェブサイトシステム開発のプロジェクト。オランダのファブラボが開発中。

http://fabmoments.org/

38.ファブウfィキlFabWiki

アイスランドのファブラボが運営しているウィキサイト。型枠を使用したコンクリート成形など、建築構法の知織も公開されている。

http://wiki.fablab.is/

 

ということで、2013年もよろしくお願い申し上げます。