ぴんぽんぱんふたり話 / 瀬戸内寂聴 美輪明宏

ぴんぽんぱん ふたり話読みました。非常におもしろかったです。

三島由紀夫のくだりが興味深かったな。三島ファン必読というぐらいのインパクトはあった。それと長慶天皇のくだりも詳しい。その他異界ファンにはたまらない話がたくさんです。

10年ぐらい前かな、寂聴さんの法話を聞きに岩手までいったことがあります。そういったこともあって、興味深く読ませていただきました。

臨死体験 / 坂本政道

モンローの幽体離脱といえば、坂本政道の「臨死体験」であろう。 モンローの「幽体離脱」が過去のものになりつつあるころ、この本にであった。これは著者がモンローの設立したモンロー研究所にて実際に経験した幽体離脱を詳しく説明したものであり、モンローの著作ではわかりにくかったもの、わからなかったものが実にわかりやすく解説してある。

この辺は先に紹介した「前世療法」と「生きがいの創造」の関係に似ているかもしれない。「臨死体験」はシリーズとして三巻まで続いているので、かなり売れたと思われる。また、モンローの著書も三巻までであり、内容も同じような展開になっている。一巻は具体的なのだが、巻が進むにつれ、抽象的になっていくのだ。しかし、日本人による日本語はやはり素晴らしく、翻訳ではわからないことも理解でき、非常におもしろかった本である。

体外への旅―魂が肉体を脱け出す /ロバート・A・モンロー

体外への旅―魂が肉体を脱け出す (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
。には、かなりはまってしまいました。出版された1985年に購入したと思います。出版社がムーで有名な学研ですから、中身はきわもののように書かれていました。後で知ったのですが、全文ではなく、抄訳したものだったようです(これは後日に別な出版社からロバート・モンロー「体外への旅」―未知世界の探訪はこうして始まった!
が出版されることになります)。表紙のデザインもやや恐ろしげで、モンローが幽霊みたいな描き方になっています。新書サイズで、後に絶版となり、モンローが有名になるころには高値で取引されることになります。私がアマゾンに出品して8000円ほどですぐに売れたので、びっくりした記憶があります。ブログを書くにあたり、アマゾンを見たら362円が中古価格だったので、かなり相場が下がってしまっていたんですね。
モンローはこの本の後に2冊の本を出版するのですが、日本で三冊目がでたときには、もうこの世にはいなかったと思います(定かではありません)。
一冊目は、経験が語られていて、一番わかりやすいというか、具体的な書籍でした。二冊め、三冊目となるにしたがい、どうも内容が曖昧というか、わからなくなってしまいましたね。ある意味、体外離脱を重ねるに従い、どうにも精神的というか、具体性を欠くようになってしまったのは仕方のないことかもしれません。